オープン・ウォーター [DVD]

オープン・ウォーター [DVD]

なので、前から気になっていたこちらを。
あたしこれ、TVCMが好きで。
「ボートどこ?ちょっと!どこ触ってんのよ!」「触ってないよぉ」などという、明らかに内容とかけ離れた
のん気なやりとりが。
で、中身ですが。
これは怖いですよ。
概要は、休暇を使って旅行に来た男女ふたり。ダイビングを楽しんでいたが、手違いでふたりを海に残したまま
ボートは港に戻ってしまう。
ふたりが取り残された海は、鮫がうようよしている海域だった…。
という感じです。
実際に起こった事件をベースにしてるらしいです。
これ自分に起こったらどうしようと思うと、考えただけで失神しそうですよ。
ずーっと海に浸かりっぱなしだし。
波に揺られてるから「酔った」とか言ってたし。つらい!
海って、「引き潮」っていう沖に向かって流れる強い潮とかあって、あたしこの潮にのってしまいそうに
なったことがあるんだけど、岸に向かって泳いでも全然進まないんですよ。
いくら泳いでも進まないし、そのうち疲れてくるし、ほんと怖かった…。
そういうのも思い出しました。
海のないところに住んでいるので、海の怖さを知らないどころか、余計怖く感じますよ。
未知の世界ですもん。
海だいすきだから遊びに行きたいですけど、足のつかないところへは行かないようにしようと思いました…。
またこの作品は、音楽や効果音も最低限で、夕陽が反射して本当に美しい海や、たくさんの魚が泳いでる
海中などの映像がいっぱいで、ふたりの悲惨過ぎる状況とはうらはらに様々な美しい海の姿が見られます。
ちょっと淡々とした雰囲気で、怖がらせようっていうのが余り感じられないのが好感を持ちました。
生々しい表現も全然無かったのも良かったです。
「自然を観て楽しんでやろう」っていう、人間の奢りみたいのが悲劇を生んだって感じです。
人間だけが特別な存在なんだって思っちゃいけないっていう。