ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]

観ました。
公開当時すごく興味があったのだけど、最近あたしは『観る事は大前提』なので、「わざわざ映画館で観る作品かどうか」
という基準を設けています。
その基準っていうのも、『スター・ウォーズ』とか『ハリー・ポッター』は映画館で観た方が良いって思う、そういう
基準です。
この『ミュンヘン』はヒューマンな感じがしたので、その基準により、DVDで観ることにしたのです。
で…。すごく難しかったです。
あたしはイスラエルとかパレスチナの歴史的背景や紛争のことは、全然わかりません。
そういう人は観なくても良いかも…。
正直な話、わからなかったです。
この作品はスピルバーグ監督のなんだけど、以前『シンドラーのリスト』という映画も撮っています。
こちらの方は第二次世界大戦の頃のドイツの話で、あたしもほんの少しだけれども知っている事象もあった。
なので観ていても理解が及んだのだけれど…『ミュンヘン』の方は、ほんとに難しかった。
そんな中でもあたしが思ったこと。
・何も知らない第三者がむやみに、争うことそのことのみを反対しても、全く無意味なのだということ。
・人間は憎みあい、殺しあうために歴史を重ねてきたはずではないということ。
この話は、テロとか、暗殺とか、そういう話です。
ミュンヘンオリンピックの時に起こった、イスラエル選手を集団暗殺したパレスチナ人ゲリラを、報復の為に暗殺する
という実話を基にした話です。
今も、政治的に誰かが誰かを(個人対個人ではないかも)殺そうと画策している。
印象的だったのは、力を持ったフランス人の老いた男の、
「世界のあらゆるところで、秘密は混在している。その秘密が交差するところで、死が訪れる。」
というような内容の言葉です。
あたしたちが知らないところで、良いことも悪いことも、大きな事も小さな事も、今も刻々と計画が進められている。
で、この作品に関しては「負け」ました。
勉強不足にも程があります。
内容が難解な訳ではないので、何回か観るとわかってくる、っていう類のものではないのです。
作品の背景を、事前にもっと知っておかないといけなかったのです。
なので、この作品に関しては、おもしろいともつまらないとも言えません。その前に「理解」しないといけないからです。