日航機が墜落する直前のコクピット内の音声っていうのを、聞いたことがありますか?
確か去年、廃棄処分にされそうになっていたテープをテレビ局かどこかが公開したんです。
その時は朝のニュースとかでもやっていたから、聞いた人も多いかも知れないね。
さっき、TBSの夜のニュースで日航機墜落の特集みたいなのをやっていて、たまたま見ていたんだけど、
そこでちょっとだけその音声をやっていたんです。
それで、思い出したんです。
それは、人が死ぬ時の音なんですよ。
機長さんは、副操縦士さんとかを一生懸命「がんばれ、がんばれ」って励ましているんですよ。
管制塔とのやりとりも、もう既に日本語なんです。
(本来は英語でのやりとりなんだけど、緊急時には母国語で話していいらしい。)
それで、あちこちから計器の警報音やら警報音声やらが聞こえてきます。
でも、機長さんは最期まであきらめないんです。
そして、そのテープは警報音と墜落の衝撃音で終わっています。
こういう内容です。
思い出したんです。
たくさんの死ななくてもいい人が、死んでしまいました。
子どもがこのテープを聞いたら、トラウマになってしまうかもしれない。
あたしは、さっき少しだけ聞いただけで、フラッシュバックみたいに思い出しました。
でも、こういうのは折に触れ放送した方がいいと思いました。