not equal

すみません。また『ウテナ』です!
映画版を観たです。まあ、前にも観たことがあるんですけど。
コアなウテナヲタの皆さんはあれを観てどう思ったかわかりませんが、あたしにはちょっと受け入れ難い
世界ですねえ…。
続編とも違う?サブストーリーとも違う?何とも位置付けしづらい作品でして。
内容も、本編をはるかに凌ぐハードコアっぷりに、あたしのようなにわか好きには「そ、そこまで要求してないです…」
と恥らうばかり(笑)。
やっぱテレビ版で完成されている!というのが持論であります。
ウテナって、タイトルに『ウテナ』ってあるからウテナのお話かなって思うんだけど、実は姫宮アンシーの
お話なんですよね。
そこら辺のバランスも絶妙なんですけど。
ウテナは、姫宮を普通の女の子にしたくて頑張っていたわけです。
訳のわからないことから守り、仲良しのお友達として接していたわけです。
そんなウテナにあたしは共鳴したんだと思う。
あたしも誰か(「誰か」とは、特定の人物ではなく、不特定多数?←という言い方が合っているかどうか…
「特定した誰かではない」という意味です。)の『ウテナ』になりたいと思って。
あたしはウテナのように、自分の事を「僕」と言うつもりもないし、男装して「王子さまになる!」と言うつもりも
もちろんありません。
あたしは、ウテナが姫宮に、今まで姫宮が知らなかった世界を見せようとしたように、その人が知らない世界を
見せてあげたいと思う。
しかしそれは所詮「あたしの中の世界」であり、ましてやその事が「人を助ける」事になるとも思えない。
でも、その人の目が、先入観や偏見を超えて、少しでも違うモノを見てくれたなら。
そういった行為が、たとえ「王子さまごっこ」だったとしても、あたしは誰かのウテナになりたいと思った。