over the rainbow

おととい(12日)のことです。
館林在住のお友達が、朝からいらっしゃいました。
映画の時間の関係で、待ち合わせが10時だったので、先方の出発は早朝に違いないのでした…。
申し訳ないです…。
で、早速わが街の誇る単館系映画館で『ロバと王女』という映画を観ました。
パンフレットを見ると、本国(フランス)公開は'70年だったというこの映画はDVD化されてないそうで。
監督のジャック・ドゥミ氏の没後15周年というこで、デジタルリマスターしたそうです。
これは…いろんな意味で凄かったですよ!
『シンデレラ』で有名な、シャルル・ペローの童話が原作です。
「良さそうなお話だったら、子どもに読み聞かせしたいわ!」って思ってたんだけど、観ていくうちに
だんだん「こ・これは…」って。
保育園くらいの子は理解出来るのかしら…?
…読み聞かせは、様子をみてからにします(笑)。
主演のカトリーヌ・ドヌーブがすっごく綺麗でした!
王家のお話なので、衣装もすっごく豪華で夢みたいに華麗なドレスばかり!!
多少ミュージカル仕立てになってるんだけど、その辺は特に気にならなかったし(ルグランが作った曲
ですものね!)、王子様を夢見る乙女にぴったりの、ステキな映画でしたよ!
それから、この映画を公開するにあたってのスポンサーが結婚式場やレストランで人気の会社だったので、
映画館の2階で映画のヒロインのドレスの展示がありました。
レプリカみたいだったけど、『風と共に去りぬ』でビビアン・リーが着てたドレスや『卒業』のラストシーンの
ウェディングドレスや『マイ・フェア・レディ』でオードリー・ヘップバーンが着てた、リボンをあしらった
あの有名な衣装など、忠実に再現されていました。
ドレスってほんとステキ…。たっぷりレースのドレス、いつか着てみたいわ!
またまた夢見る乙女になってしまいました…。


その後は、お友達の働いているお店へ。
ちょうどお昼休みに入るところだったそうで、3人でランチ。
色んなお話が出来て、すごく楽しいひとときでした!


その後は美術館へ。
日本画寄りの美術館なので、地元なのにあたしは行ったことなかったんだけど、お友達は行ったことがあるそうで。
お友達は「横山大観が好き!」という、シブいお方なのです。
万葉集の歌と、そのモチーフに近い画との組み合わせを楽しむ、という趣旨の展示のようです。
日本画って余り興味が無いのですが、やっぱり大家(「たいか」、です…)と言われる人の作品は
良いですね!
滝とか動物のとか、何気なく遠くからみると、ほんとに動いているようにみえるんですね。
桜とか、本当に散っているかのような。
躍動感がハンパない!
静の中の動っていうか。
感動しました。
それから万葉の歌も、かなーり情熱的なのとかあって、こちらの方が恥ずかしくなってしまうようなラブな歌も。
源氏物語」とかもそうだけど、現代のドラマなんて足元にも及ばないほどの熱愛っぷりが、あんな昔に
あったなんて、信じ難いくらいにすごいですよね…。
普段観ないジャンルの絵画だったので、とても興味深かったです。


その後はウチでお茶をして、色んなお話をして、夜は外で食べました。
ここでもまた色んなお話をして、あっという間に過ぎてしまいました。
映画にアート、和洋折衷でもあったし、色んなことがあってとっても楽しい一日でした!
平日にこんな風にお友達と遊べるなんて、本当にしあわせだなって思いました。
もう少し、今のうちに遊んでおこう、って思いました。