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音速パンチ (初回限定盤)(DVD付)

いよいよCocco名義でのニューシングルですね！
アッパーなダンスチューンとの事ですが、楽しみです♪だって『Cocco』なんだもん！
Coccoのときのアルバムはもちろん全部持ってるわよ！
後半（アルバム『サングローズ』）の長調なポップチューンには、ちょっち不安を憶えたあたしだったのでした…。
だってCoccoって、恨み、呪いみたいな、情念をウタってなんぼの歌い手じゃない？
だからあたしは「SINGER SONGER」なんて聴きたいとも思わなかった。
あたしのいちばん好きなアルバムは『ラプンツェル』なんですけど、もうもうすごい緊張感なんですよ！
音もすごく重くて、こういう曲をウタい上げてこそ、歌姫の面目躍如たるウタいっぷりというものでしょう！
自分を削って削って、血を吐く思いで書く作家の作品を読んでいるような。
素晴らしい！！
でももし今回のシングルがこういうテイストじゃなくても、あたしはCocco復活を歓迎します。
ほんとに楽しみです！
何ていうか、情念の歌詞だけとか、そういうんじゃなくて、曲全体の佇まいですよ。
曲とCoccoのウタが沸き立たせる雰囲気ですよ。そういうのがすごく好きでした。
癒し系なんて全然眼中にないですよ。
中途半端に聞こえないような小声でコジャレて歌ってみせて、それが何になるっていうの？
人が必ず持つ不安を、憎しみを、逃げずに聴いてよ。
自分の中に潜んでる闇に、目をそらさないでよ。
『鬼』を知って、人は優しくなれるんです。
そういうものなんです。
それが人間なんだから！