涸れるほど泣いても このままで

ご無沙汰しております。
ああ、ずいぶんとお休みしてしまいました。すみません。
それなのにアクセスしていただいていた皆さま、本当にありがとうございます。
あたしは、生きてます。


お母さんの介護(看病じゃありません)で、ここ2〜3ヶ月、ずっとあたふたしていました。
今もしてるけど。
家におじいさんやおばあさんが介護の状態でいらしても、実際に介護をされているのはご両親だと思うので、
「介護」というものをリアルに受け入れてる方は、この日記を読んでくださっている方の中には、年齢的に
まだ少ないと思います。
とにかく大変です。ハンパないです。「親を介護するなんて、切ない」なんて甘っちょろいもんじゃ、ないですよ。
ていうか、そんな感傷にひたってるヒマはひと時だってありませんから。
始まったら、終わることは殆どの場合、ありません。
「終わる」っていうのは、介護する側、される側、どちらかが死ぬ場合です。「やり切る」っていうことはないのです。
家族やきょうだいが多い人は幸いです。
そんなあたしからのアドバイスを少し。
・制度をよく理解してください。
・余るほどの愛情と、忍耐と、根性が必要です。
・潤沢な資金を用意しておいてください(お金は「余る」という事はありません。今、贅沢できるなら、老後に
まわすくらいの将来への計画性が必要です)。

自分のことだけ考えていませんか?
今、好きなことが出来ているのは、家族が健康でいてくれているから。健康で、自分のことは自分でしてくれているから。
それは当たり前のことじゃ、全然、ないんですよ。
ひとりの人を、ひとりの人が介助する、その介助者をまた誰かが手伝う。
ひとりを介護すると、ひとり+α(←人数は無数です)の人が、好きなこと(仕事、趣味等など)が出来ない状況になる。
そういうことです。
「甘くない」意味がご理解いただけましたか?
でも、例え太陽が西から昇るようになっても、親きょうだいの「血のつながり」だけは絶対に変わることはありません。
逃げたくても、その状況から逃げられるとしても、家族のつながりからは決して決して逃げられない。
それなら腹を据えましょう。
一度でいいです。そういったことになったときのことを、考えてみてください。
勇気がある人は、家族で話し合ってみるのも良いと思います。
結婚されて、親や家族が増えた人なら、なおさら。親族が増えた分、その可能性だって当然増えてるのですから。
これからは行き当たりばったりじゃ、生きられない。
大まかでも概要をイメージしていかないと、たちまち路頭に迷うようになってしまいますよ。
その通りいかなくても(いかないのが当たり前)、考えておくというだけでも、いきなりその状況に放り出される
よりも対応が全然違ってくると思うのです。
イヤなことかも知れない。面倒なことかも知れない。だけど、考えてください。そして、知ってください。
この話は、ここまで。


そういえば、この間みた夢、今日たまたま聴いたCoccoの歌っぽいなって、ちょっと思ったよ。


わたしは
置き去りにされていくのだから
沈めて
戻れないくらい
どうか
走って
            Cocco「星に願いを」


またいつものようなペースとスタンスで書いていくことが出来たらなあ、って思います。
これからもよろしくお願いいたします。