うちゅうのかたち??

仲良くしていただいてるお友達に赤ちゃんが生まれたというメールが!!
すごいねー!目出度い!
写メしてくれたんだけど、既にカメラ目線で微笑んでた…すごくない!?
だって21日に生まれたばっかりの子だよ?モデル候補生かっ!?
計り知れない才能を感じたね、あたしは。


今日(22日)、NHKで夜の10時からやってた番組を残念ながら観られなかった人は、不幸だと思う。
断言しちゃう。
地球の上でこんなおもしろいことになってたなんて、あたしは全然知らずに生きてた。
でも、今日、知れた。
観なかった人はたぶん今も知らないでいる。不幸だ。


ポアンカレ予想』っていうのがあるんだって。
それがどういうものかっていうのはあたしには説明できないので、Wikiとかで調べてください。
1904年に、数学者のアンリ・ポアンカレっていう人が提唱したものなんだけど、100余年もの間、誰もその証明
が出来なかったんだって。
それは、


「単連結な3次元閉多様体は3次元球面S3に同相である」


っていうものなんだけど、あたしはこの文章の助詞以外全部意味がわかりません。
同相…?
何かね、宇宙の形と関係してるみたいなんだよね。
これが証明されると、どうも「宇宙はおおよそ丸いかたちをしている」っていうことがわかるらしいんだよね。
(という認識で、合ってるのか?)


高校のときは数学は赤点ばっかりで、普段の真面目な授業態度でギリギリ及第してたくらい数学は苦手で
しかも商業高校だったので物理の授業は無かったのだけど(ラッキー!?)、あたしこういう話は超ダイスキで。
そんなあたしがこの番組は絶対見逃せない!!って思ったその「見逃すなポイント」とは、
・100年間誰も解けなかった問題とは?
・そんな問題を誰が創った!?
・そして誰が解いた?
・しかもその解いた人が失踪中だっていうじゃん!
以上です。
知りたがりのあたしはもうもう居ても立ってもいられないですよ!


今でも世界中の数学の天才達が、こぞって解こうとしている数学の問題がいくつかあるのは知っています。
ていうか、数学の天才でも難しいと思う問題って凄いよ!!
それがまた100年も解けなかったっていうのが!
しかもその問題を提唱した人(アンリ・ポアンカレダ・ヴィンチとかニュートンレベルの人なんだって)
も解けないって言うんだからとんでもないよね。
それでそれを解いた人がグリゴリ・ペレリマンというロシアの数学者なんだけど、この人、この問題の証明を
果たした後、100万ドル貰える賞(フィールズ賞)を辞退して、隠遁生活をしているんだって。


どうも『ポアンカレ予想』の証明をしているうちに何か精神的にあったらしいんだけど、これだけの問題を
解くに至るまでには、相当ないばらの道だったと思うんですよ。
この問題に関わってきた数学者は不幸になってしまう、みたいなイワクつきの問題らしいし。
この問題には、ちからがある、あたしはそう思ったよ。
例えばカポーティにとって『冷血』がそうであったように、極めようとする事柄には自らの犠牲を伴う。
社会との断絶、精神的苦痛…。
問題自体にちからがあるから、関わると大変な目に合うんだろうなと思う。
それを解いた彼は、多くのものを犠牲にしてしまったんだと思う。
ゴッホ太宰治や様々なアーティスト達が自分の命や魂を削って作品を仕上げるのと同じように、問題によっては
数学者にとっても同様の試練があるのだと思う。
問題との闘い、自分との闘い、ライバルとの闘い…。
ある友人が「研究者は論文を書いてなんぼだから」と言っていた。
ほんとにそうだなと思った。
たった1時間の番組だったのだけど、すごい世界を見せてもらったよ。
最近観た番組の中ではいちばんの出来でしたよ!


物理寄りの数学(っていう言い方が合ってるのかどうか…)の話は、あたしが一生生きてても一瞬たりとも
考えないようなことを、ふいに提示してくれるのでおもしろい。
あたしの中に無いことを提示してくれると、俄然興味が湧いちゃう。
妄想狂なところといい、断然興味もあるし、そっち系に脳みそがひらいてたらあたし、かなりの線までいける
ような気がするんだけど。
気がするだけだけど。