魯山人が宇宙


相変わらずの雨ですねぇ…。洗濯が…。
今日(日曜日)は、午前中はスーパーにお買い物、午後は、最近慌しかったので久し振りにゆっくり
過ごしました。


昨日(土曜日)はちょっとかなり良い日でした!
仕事で行った場所でちょっと寄り道したところ、色んな風景や建造物や待遇が…!
仕事と言ってもゆるめだったので、誰かと一緒に行けばよかったなぁ、ほんと。
時々こういうことがあるので、あたしについてくるとイイことあるかも!なのですよ!
このことはちょっと長編になりそうなので、また次回…。


今回は金曜日のことです。
仕事が終わって、お友達と一緒に『魯山人の宇宙』展(@高崎市美術館)に行ってきました!
あたしは、陶器とかそういうのは全然わからないので展示とか余り興味がないのですが、魯山人だけは別!!!
興味も無い、わからない、というあたしでもひと目見たときから惚れ込んでしまいました。
何が良いって、理由など無い!!
バランスが良い!!
ふちとか、いがんでたりするんだけど、バランスが良い。


今回の展示は、3階までめいっぱい使っていました。
壺とか大皿のような大物から、醤油差や湯のみのような愛らしい作品まで。
あと、木製の長卓(もちろん魯山人作)の上に魯山人の器類が会食の雰囲気で のっていて、魯山人祭り
っていうか、「コワくてこんなとこでお食事できないお…」って感じのものもありました。
あとは、墨絵や屏風も少しありました。
電気スタンドもあって、落ち着いててすごくシックでした。


2階の通路に年表があったのだけど、結構いっぱい結婚してて「…」って感じだった。
豪快な人だったのね…。
あと、ピカソイサム・ノグチ、ロックフェラーの一族の人とも交流があったみたいでかなりハイソでセレブな
人脈だと思った!


鎌倉の方におうちみたいなのがあるらしくて、パネルが展示されてたのだけど、 お庭もすごくよく手入れ
されてて、内装も梁が剥き出しになってたりしてて魅力的でした。


余談だけどあたし、直線的で完璧にピッシリした家って何となく苦手で、少しいがんでたほうが好きなんです。
欠陥住宅とかじゃなくて!)
古民家だといがみすぎて逆に不安なんだけどね…。
こないだ教育テレビのフランス語講座見てたら、映画『サガン』のことをやってて、サガンのひとり息子さんが
インタビューで言ってたんだけど、
「ウチは広かったけど何かバランスが悪くて、何でここにこれが…、っていうようなのが置いてあったりして、
統一感が無かった。建築雑誌に載っているようなウチではなかったですよ」って。
それを聞いてなんかすごく惹かれた!
サガンはハンパないお金持ちだったっていうから、どんな家でも建てられたと思うのだけど。
建築雑誌に載っているようなおウチは確かにバッチリきまっててめちゃカッコイイ。
でも実際住むとなると、考えるなあ。
見に行ったり遊びに行ったりするのはいいけど、暮らすっていうのとはまた別な気がするんだよね。
家ってさ、人が住むものじゃん。
家そのもので完成されてしまってはダメなんだと思うのよ。
人が入って、暮らして、音もあって、それで家って本当に完成するものだとあたしは思う。
人が入ることによりバランスが悪くなるような家は、ダメな設計だと思うし、そもそもそういうのは『家』の設計
ではないんじゃないかしら。
で、その魯山人の内装はすごく暮らしたくなるような感じでした。


美術館の隣の旧井上邸でも関連展示があったのだけど、時間がなくて少ししか見られなかった。
あのおウチはほんと良いですよねえ…。
ウチもあんなだったらなあ。


週末とはいえ平日だったので人も少なく、ゆっくり観ることができたので良かったです!
魯山人…出世したら、いつかひとつは所有したいです…。


その後は、cafe suaveにて夜ゴハン
お友達はカレーを、あたしはきのこのドリアをいただきました。
ドリアはあつあつで美味しかったです!!
このカフェもほんと良いですよねぇ…落ち着く…。
そしてゴハンの後は、お友達ご夫妻のおウチへ突撃。
フジファブリックくるりのライブDVDを見せてもらった。
あと、たまたまクレイジーケンバンドの『コロ』っていうPVやってて、悲しくてあたしは少し泣いた。
そんな楽しい日だったのでした!
そして怒涛の土曜日へ…。