使うべきところに使うお金


今日、国家予算の話になったときに「○○を全部○○しちゃえばいいんじゃないんですかねぇ?」
って言ったら
「ウチらにとっては大金かもしれないけど国全体からみたらそんなの微々たる金額だから減らしても
無駄なんだよ。」って言われました…。


あーなんていうか、そういう感覚なんだなあ…って思った。
そしてそういう風におっしゃるのは、だいたいが男性なんですよね。
(性差なんでしょうか。)
『ウチらにとって大金』ならそれは相対的ではなく、絶対的『大金』なんだと思うんだけど、どうなんだろう。
最早、庶民感覚を以ってして無駄を省いていかないとやっていけないレベルですよね。


国の財政は、家計と何ら変わりはありません。
収入が減れば、当然どこか減らさなきゃいけない。
それで今、政府は
「食費が多いから安い食材を選んで買うようにしよう」ではなく、「食費が多いならゼロにしよう」と
言ってるんじゃないかと思います。
言ってることが極端過ぎる。
だから強い反発もあるし、不必要な軋轢もうまれてしまう。


本っ当に無駄なものはゼロにしても良いと思う。
それは一般家庭でも当たり前。
だけど、果たして本当に無駄なものが何か、わかっているのかしら?
それをわからないままでやっているとしか思えません…。


政治家の皆さんは一度、家計簿をいちからつけてみると良いと思う。
収支の仕組みから始まって、つけていくうちに必要なもの、
無駄なものがだんだん見えてくるのでは。
家の公共料金がどのくらいかも言えない人に、財政任せるとかありえない!


大きなお金が動かないからやっても無駄、ではなくて例え小額でも無駄は省く。
いきなりひとつの部門で100億削減するのは結構大変だと思います。
それなら100の部門で1億づつならできるんじゃない?
だけど現状だと、ひとつの部門で100億減らせなかったら、面倒だからそのまま残しちゃったりするんだよね…。
もしその部門で一気に100億が無理なら10億で検討するとか、そのくらいはしようよ!
色んなところから少しずつ減らして大きくまとめようというのが、普通です。


「予算が余ったから使い切っちゃおう」というのもほんとおかしいよ!!
もし余ったら、何かあった時のために、翌月や翌年に繰り越すでしょ普通。
今月はお金余ったからパーッと使っちゃおうZE!とか、そんな家庭はDQNだ!