今日は、急に服を買いたくなって、ビブレに行きました。
ずぼんと、スカートと、カットソーを買いました。
スカートとカットソーは、タマッコさんのいるおみせ(iimk)で買いました〜。お気に入りです。


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リング [DVD]

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さっき『リング』見てました。こわ〜いです!
何と言ってもラスト辺の、テレビから出てくるじゃないですか。あのシーンですねー。あのシーンに、
この映画の全てが凝縮されていると言っても過言ではありませんね!
あたしは、映画を見てて、そう感じる(このシーンあっての、この映画!みたいな)ことがたまにあります。


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ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版) [DVD]

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例えば、オードリー・ヘプバーン主演の超名作、『ローマの休日』にもそういう風に感じるシーンが
あるんですね。
それはやっぱりラストの方で、アン王女が記者会見に来た新聞記者のジョーと何事も無かったように
挨拶をし、何事も無かったように去っていく、というものです。。
ジョーは他の記者がいなくなった後もしばらくその場にいるのだけど、王女が出てくるわけでもなく、
やがてジョーもあきらめたように歩き出す。
ジョーはきっと万分の一の確率を信じて王女がまた戻ってきてくれると思ってたと思う。
でも戻ってこなかった。
当たり前。
王女さまには自由な行動も、自由な恋愛も許されない。
もしそこで、アン王女が戻って来てジョーに抱きついたなら、あたしはきっとがっかりした。
悲しいけど、王女さまと新聞記者では身分が違う。それが現実。
そしてそれがこの映画の素晴らしさをより増していると思う。
王女とジョーが結ばれたなら、現実味の無い、ただのちゃちなおままごとの恋愛映画になっちゃう。
ジョーが戻ってくるはずも無いアン王女をほんの少しでも期待して待っているあのシーン、それが
この映画の本質。全てなんです。
そういった意味では、この映画はハッピーエンドではないですね。
でも、観た後のあの清々しさって何なんでしょうね。


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マディソン郡の橋 [DVD]

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それからもうひとつ、『マディソン郡の橋』。
フランチェスカ(ヒロイン)が最後の方でロバート(主人公の写真家)の車を発見して、そこへ行きたくて、
夫の運転する車から降りようか、車のドアノブに手をかけながら悩んで悩んで悩んでいるシーンです。
夫は何も知らない。
そしてロバートへの思いを断ち切れるわけが無い。
でも、フランチェスカは車から降りなかった。
元通りの平凡な主婦の生活を選んだ。
フランチェスカはとても泣いたけど、(あたしもこのシーンはかなりぐっときます…)あたしは、
「車から降りなかった」というこのシーンに、この映画の全てが凝縮されていると思いました。
ここでフランチェスカが降りて、大雨の中ロバートの元に走ったならその瞬間、この話は陳腐で単純な
ただの不倫のメロドラマになってしまいます。
でもフランチェスカは窓さえ開けなかった。
あのシーン!もうほんとに、彼女の心のものすごい葛藤があのドアノブにかけられた手のカットだけで
表現されているのですよ。
素晴らしいです。非常に心を揺さぶられるカットですね。
あたし、完全にアンチ不倫派なんだけど(つうか、あれは不倫映画じゃないよね。)あの映画の
佇まいとか雰囲気が結構すきなんですね。
でもロバート役がクリント・イーストウッドだったりして(笑)、一般的には書籍よりは不評だった
みたいですねえ。