Reprise

すこし時間が経ちましたが、再び輸入盤CD規制の法律のことについて、書きたいと思います。


確かに権力や大きなちからに対抗するのは、とても大変です。めんどくさいと思うこともあります。
実際あたしも署名を集めるとき、仕事が終わってから色々なところにお邪魔したりしたので
正直へとへとに疲れました。
仕事関係の中年の人からは、説明しても「怪しい政治活動をしてるんじゃないか?」と思われたりしました。
(最終的に署名はしてくれましたが。)
でも、どんなにめんどくさくても、大変でも、しなくちゃならないことがあるのです。
今まで、恵まれた国で、恵まれた境遇にあって、権利が自動的に自分に付随しているという生活のなかで
これほど「権利」について考えたり、活動したりたことがあったでしょうか?
「権利が奪われる」ということに、これほど恐怖を憶えたことがあったでしょうか?
あたしはありませんでした。


たくさんの知人、お友達に署名のご協力をいただいて、あたしは本当に感謝しています。
しかし、こういう動きを知っていて敢えて行動を起こさなかった人もいますが、あたしは責めません。
残念ながら、署名に協力いただけなかった方もいますが、あたしはそれを強要することは当然できませんし、
する・しないは個人の自由ですから。
では、署名しなかったから、他の活動をするのですか?と、あたしは問います。
音楽によって毎日が潤い、生きがいを感じている人なら、このような国会の動きは許せないはずです。
(音楽好きで、国会の動きに賛成、っていう人はこの際考えていません。…っていうかそういう人居るのか?)
そして署名には少々の不安もあることも、理解しているつもりです。
それならば、署名での活動が不可能なら、署名以外の活動をするべきだとあたしは思うのです。
あたしはその「他の活動」が出来ないので、署名に参加しました。
とにかく、何らかの活動・意思表示をしなくては意味がないのです。
署名や活動に参加された皆さんは、確実にリアルタイムで意思表示した人です。
なので、後でいくらでも「だからあの時言ったじゃないか!」って、堂々としていられます。
残念ながら法案のことを知っていて活動されなかった人は(知らなかった人は勿論除きます)、
後で意見したとしても「今更何言ってるんだ(笑)」って一蹴されても当然文句は言えませんよね。
何より、あとで人に何か言われる、というより、「あの時行動しなかった自分」というものに
激しく後悔するでしょうね。そしてその方が確実に痛いはずです。
いつまでも自分についてまわりますから。


疑問や不満があったなら、会議の真っ只中で手をあげて意見をぶつけなければならないのです。
考えてるだけ、思ってるだけではダメ。行動しないと。相手に全然伝わりません。
恋愛と同じですよ!


現在は、「あとの祭り」ではありません。あたし達はまだ負けてはいません。
政治家達の仕事先をあたし達が投票によって決められるのですから。
あたし達はそういう立場にある、ということを忘れてはいけません。
あたし達に出来ることは、活動し続ける、ということに他ならないのです!