All Things Must Pass

ドッグヴィルの告白』を観ました。
ラース・フォン・トリアー監督は、思っていたのと全然違う人でした。
アンソニー・ホプキンス的な、威圧感のある厳しさをもった人なのかと思っていたけど、何か、病的な
パラノイアっぽい感じの人でした。
手法、撮り方、構成、全てに天才的な才能を発揮する人だけど、それを自分以外の全ての人に押し付けるから、
軋轢も生まれる。
モノを作る、ということはエゴの押し付けだと思うし、特に映画のように様々な人が絡んでくると、
それは人を追い詰めたり腹を立たせる理由になる。
みんなかなりギリギリまで切羽詰ってて、やっと出来上がった作品なのだと判った。
ただ、もうちょっと長くても良かったかなあ…。
これも、もうひとつの「作品」として公開するなら。
クロエ(セヴィニー)が、こちらでは全然と言っていいほど出てこなかった。
うつむいたような横顔くらい。
こっちで撮られるのが嫌だったのかなあ。
とにかく、観客側であるあたしから見ても、異様な撮影風景だった。


何と、今日はこの子で試聴が出来た!!
職場の有線で気になっていた曲は、フジファブの『陽炎』だということが確認できました…。
ああ、バンドの音が聴きたい…。
もうボッサとか、ジャズとか、昭和歌謡みたいなのとか、そういうオシャレっぽいの嫌なんですよ。
そんなんばっかじゃん!飽きない?
何か、「何が違うの?」って感じ。
買いたい、買ってまで聴きたい、と思わせる曲を作って欲しい。
リリースされるものって言ったら、カヴァー集、トリビュート、シングル集ばっかり。
過去の蒸し返しの繰り返し。
全体的に才能が枯れてるの?制作費が充分にもらえないのも、要因としてあるとは思うけど…。
もっと新しいスタイルで出てくるアーティストって、居ないんですかね??


そういえばこの前、中古盤屋さんの買取表をなにげに見てたら、洋楽のところに『snow patrol』ってあって、
びっくりしたんだけど。
この人たち、こんなに有名になったの!?っていうか、フジロック出演!!??
ベルセバと同じレーベルだったのに、全然売れなくてねえ。
あたしはこの人達の曲をベルセバがミックスしたのが好きで、ずっとアナログを探しててやっと見つけたって
いう事があったんだけど、音的には「明るいマイブラ」ってイメージがありました。(違うかも)
アルバムとシングルを何枚か持ってるんだけど、何か、ちょっと前にシングルがヒットしたみたいですね…。
今日も車に乗ってるとき、ラジオでかかってた。なかなか良い曲だなって思った。
色々苦労しているようなので、がんばってほしいです。


明日、加護ののが卒業でつね…。
「居るべき場所」というものが、人にはあるものなのに。