ヨミのくに

今朝、車を暖気しておこうとして外に出たら、何だか空気がけぶっていました。
どこかのうちで麦わらでも燃やしているのかな?と思い(麦わらを燃やす←現在は禁止。と、すごい煙が
出るんですよ〜)ましたが、煙たいにおいがしない。
「???」
お母さんを呼んで、「何か外がおかしいよ」って言ったらお母さんも見て、「火事でもなさそうだねえ。」
家に入っても「???」。
出勤の準備が終わったので、車に乗って家を出ました。
どうも、外のもやもやの正体は、霧のようでした。
山に行くとよく濃い霧に遭遇しますが、こんな平地でなるとは思ってもみませんでした。
いつものように車を走らせると、信号がかなり近くまで近づかないと見えません。
前を走る車も、2台先は全く見えません。
だから、ゆっくり走らないと赤信号で停車してる前方車とか、近くまで行かないと見えないのです。
ラジオで、この霧のせいで高速道路も通行止めになっているところもあると言っていました。
ほんと、超こわかった!
この辺であんな濃い霧がまいたのは、生まれて初めてです。
建物が近くにあると距離感がつかめるんだけど、田んぼの中の道なんかはすぐそこしか見えませんでした。
道も、まるで永遠にまっすぐ伸びているかのような錯覚におちいります。
「何だか、あの世に来たみたいだなあ…」と、ぼんやり思いました。
遠くが全く見えなく、すごく幻想的な世界でした。
そんな中で、ずーっとぼんやり考え事をしていたい気分でした。
でも、仕事仕事!
時間が経つにつれて霧も晴れてきて、遠くも見えてきて、お昼頃にはすっかり普段どおりの景色になっていました。
夏になるとよく夕方の空気が黄色になったり、紫色になったりしますが、真っ白なんてのは見たことが無いので
すごく不思議な感じがしました。
そういえば、家を出るときに、のら猫がウチの物置の屋根に居ました。
「こんな朝から屋根に登って、珍しいなあ」と思いました。
普段は陽が高くなって、屋根が暖まってから日向ぼっこをしているのです。
猫もいつもと様子が違うので、屋根から様子を伺っていたのかも知れませんね。