ひとりでできるもん!

日曜日のつづきです〜。


美術館をあとにして、まだ時間があるなーと思いましたので、『ハウルと動く城』を観に行きました。
もちろんリピーターではありませーん!初めて観るのです!
ジブリで、しかも宮さん監督のだからおもしろくないわけはありませんよね〜。
おもしろかったです。
恋愛映画ですね〜。ステキ!
今までのジブリのって、何か『愛』とか言われても、「ええーそうかなあ??」って感じるのがほとんどだったの
ですが、これは『愛』ですねえ。やっとまっとうな(?)恋愛映画をジブリが作ってくれた、と思いました。
耳をすませば』なんて恥ずかしすぎて、最後まで観られませんし!
千と千尋』で、蜘蛛足のおじさんが「愛じゃよ」と言っても、「違う!これは友情だ!」と思ったし、
ジブリじゃないけど『レオン』でナタリー・ポートマンジャン・レノに「愛してる」って言っても、
「違う!保護者に対する依存だ!」と思ったし、どーして世間はそんなに『愛』にしたがるのかなあ??って感じ。
で、ハウルです。
このくらいならネタバレにならないでしょうし、ていうかもう皆さん観ていると思いますので書いちゃいますが、
あたしがいちばん気に入ったシーンは、ハウルの髪がヘンな色に染まっちゃうところです。
絶望したハウルは「美しくなければ生きている意味なんてない!」と、取り乱します。
すごくないですか!?この台詞!「美しくなければ」→「生きている意味なんてない」ですよ!!
あたしは大変気に入りました!
それに対しソフィー(ヒロイン)は「何よ!そんなことくらいで!私なんか美しかったことなんて一度もないわよ!!」
と家を飛び出します。
この返しもすごくないですか!?「私なんか美しかったことなんて」→「一度もないわよ!」ですよ!
そう来たか!って感じですよ。
このシーンだけでこの作品の格は相当上がりましたよ(あたしの中で)。


と、そこではたと気が付きましたが、ジブリ映画のヒロインって、そういえばあんまり可愛くないなあ、と。
男の方は、後半結構居ますよね、男前が。アシタカとか、ハクとか、ハウルとか。
で、ヒロインの方はそれにみあっているレベルか?というと決してそうではないですよ。
珍しいですよねえ。アニメの世界だと、逆が多いっていうかほとんどが逆のパターンですよね。
何だかジブリってちょっとイイ世界ですね(笑)。「美しかったことなんて一度もない」あたしとしてはね!


何か横道に逸れてしまいましたが、『ハウル』はおもしろかったです。いいお話でした。
懸念されてた声優陣(特にキムタク…)も、違和感はほとんどありませんでしたし。
そして、まだこの日にはつづきがあるのですが、それはまた今度…。