誰にでも秘密がある

昨晩の爆笑問題のラジオはかなり濃い内容でした。
相変わらず太田サンが暴走していたのですが、中国の反日運動の事を中心に、対米、イラク戦争のこと等
幅広く、熱く語っていらっしゃいました。
あたしがうとうとしつつも強烈に印象に残ったのが、アメリカの文化人類学者の奥さんが書いたという
『イシ』という本のことです。


イシ―北米最後の野生インディアン (岩波現代文庫―社会)

イシ―北米最後の野生インディアン (岩波現代文庫―社会)



詳細は上記を参照してください。
まえがき・あとがきは著者の娘さんが書いたらしいのですが、その中で、「『イシ』は独りでも孤独ではなかった。
常に自然と共に生きていた。それに比べ現代人は、勝手に文明を発展し続け、勝手に孤独になっている。」
というくだりがあるらしいのです。
何か、本当はもっともっと良い文なんですけど、何せ夜中なので、はっきり思い出せません…。
あたしは、この『勝手に孤独になっている』という部分がものすごく強烈でした。
現代の病んでいる部分の根っこそのものだと思った。
言葉そのまんま。勝手に孤独になってる。
それとも、孤独だと思い込んでる?
人は科学によって利便性を手に入れたけど、同時に孤独も手に入れることになった。
それも、文明に守られた孤独を。
現代人の『孤独』なんて、所詮『甘え』なんだと。
何かすごくエラそうで申し訳ないんですけど(あたしも文明に守られた『孤独』を感じているひとりゆえ)、
それに、本来はそういうことを言いたい文じゃないのかも知れないけど、あたしはそんなことを考えました。
すごーく深いことなのかなあとすこしおもった。
太田サンは本をいっぱい読んでいて、自分の意見をちゃんと言える(間違ってる・間違ってないは別として)
人なので、話を聞いていてすごく感化されます。
それに同意するかしないか、意見を取り入れたいか入れたくないかは別問題で、そういう考え方があったんだー
と思って、知らなかった世界を知ることができるので、とても嬉しいです。
あ、この番組はそういう難しい(?)事だけでなくて、かなり笑けることもしてたりするのであたしは好きです!
夜中なのに、聞きながらけたけた笑ってるよ!