だけど、涙がでちゃう。女の子だもん!

今日は会議がありますた…。
あ〜しんどかった〜。
ていうかもう、こういうスタイルの会議って時代遅れも甚だしいと思うんですけどね。
全っ然合理的でないし。


以前、職場の回覧資料で、関連組織がダイエーの元社長(セクハラで捕まりましたよね…)を招いて、
経営に関する講演をしてもらった時(当然捕まる前です)の内容をテキストにしたものが回って来たん
ですけど、すごくおもしろかったですね。
色んな赤字経営の企業から声がかかって、その企業をことごとく黒字にしていくという内容なんですけど、
今までダメだと思われていたものを、然るべき裏づけをした後、それを取り入れて行った結果、
翌年からいきなり黒字に…という、まさに『改革』という言葉がぴったりのものでした。
ひとつ印象的な例を挙げますと、ある赤字経営のスキー場から声がかかったそうです。
そこでダイエー元社長が考えたのは、「北側の斜面にもゲレンデをつくる」というものでした。
ゲレンデって言うのは、南側の斜面に作るのが「常識」らしいんですよね。陽も当たるし、温泉施設等も
自然に南側にあるそうなんです。
なので、当然このアイディアは本丸の経営陣から大反対をくらったそうです。
でも北側にゲレンデをつくれば、日が当たらない分雪が解けにくいので、営業期間もかなり延長できる
とのこと。
他にも何かファミリー向けのサービスなどを提案したと思いましたが、忘れました(笑)。
そういった、従来の常識とさえされていた経営方針の転換を図った結果、見事そのスキー場は
大繁盛して、またたく間に黒字へと転じたそうです。
あと、すごく印象に残っているのは、『正しいことと良いことは違う』という言葉です。
確か工場の経営に携わったときの話だったと思いますが、「従業員を一日15時間ぶっつづけで
働かせることは、効率の点からは正しいことかも知れないが、良いことではない。」というような
内容だったと思います。
法律で禁止されているからとか、人の持つ絶対体力とか集中力とか、そういう論点ではなく、単純に、
シフトを組んでその都度引継ぎをして…という手間暇を考えたら、一人に長時間勤務させた方が使用者側
としては楽な訳だし、雇用人数も少なくて済みます。
でも、それはどう考えても「良くないこと」。長期的に考えて、労働効率は悪いですよね。
これは経営のことだけでなくて、普段のあたし達の生活にも言えることだと思う。
これはすごい言葉だと思いました。
そこで、会議の話に戻りますけど、会議を行うことは正しいことだと思う。
けど、効率良く進行していかなかったり、それが建設的な内容でなかったなら、その会議はあたしは
「良いこと」だとは思えない。
そんな会議をするんだったら、極端な話、家に帰って寝た方がよっぽど明日への活力になるってもんですよ。
会議中、睡魔と闘いながら、ぼんやりとそんなことを考えていました。


久し振りに良いことばを思い出しました。
正しいことと良いことは同じでない時がある、って、ともすると気が付かないで過ぎてしまいそうです。