何も言わずにただ 君の愛が ここに欲しいよ

今月に入ってから、お局サマがどうも暴走気味…。
もうあたし達では手に負えない…。
だからと言って上役の人が言ってくれればいいんだけど、余りにレベルが低いことなので、彼らも
言及する気にもならないのだろう。
あたし達だって、面倒なことにはしたくない。
はぁ〜(ため息)。いい年なんだから、自分で言い始めたことくらいちゃんとして欲しいよ…。
ウチらを巻き込むのだけはマジやめて欲しい…。いいよ、勝手にすれば?って感じ!


気を取り直して。

ゴーストワールド [DVD]

ゴーストワールド [DVD]


先日もちょっとだけ触れた、『ゴーストワールド』です!
これはほんと良かった!!
黒縁メガネのユダヤ人、イーニド(ソーラ・バーチ)、サラサラ金髪のカワイイ女の子、レベッカ
スカーレット・ヨハンソン)、78回転のレコードフリークスの中年男、シーモアスティーブ・ブシェミ)。
主にこの3人が中心になって進んでゆくストーリー。
イーニドとレベッカは高校を卒業したばかり、という設定から、青春モノか?って感じですよね。
でもそこは、今まであたしが観た同年代の少年少女を扱った他の作品とちょっち違いますよ。
『KIDS』ほどには荒れ放題でないし、『リアリティ・バイツ』みたいにいかにも青春、って感じでもない。
(どっちも好きですけどね!)
引き締め感とダラけ感の、ほど良いバランス。
多分、だいたいの女の子はこんな感じなんじゃないかと思うよ。
何だかいつも不機嫌で、でもそれはわかってもらえない焦燥感と、将来がただ不安なだけ。
ふたりの服とか、部屋のものとかもほんと良くて、カワイイっていうか、そういうひとつのカテゴリーじゃなくて、
何か、イイ。
'95、'96年あたりのx-girlやMILK FEDの服みたいな感じ。(ああ、もうあれから10年も経ってるんだね…)
あれってカワイイっていうのと少し違って、でも何かイイ、って感じだった。
それとちょっと似てる。
そういう感じが全体にちりばめられてる映画だと思った。
ほんとに女の子らしい、超カワイイ〜!っていうのもあれば、イーニドが「性の欲求不満で死にそう…」
っていうセリフを吐くような毒っぽさもある。
そういう色んなのが、ほど良く構築されて、出来上がっているお話。
ラストシーンもおとぎ話ちっくで良かったけど、イーニドの暗示的なセリフとかがちょっと入ると
もっと情緒的になって良かったかも。
笑えるシーンも多数!映画館で観てたら、絶対けたけた笑って止まらなそうな箇所がいくつか。
それにしてもスカーレット・ヨハンソンって声低いのね。声はあんまかわいくない…。
でもそれがまたイイ味出してるのですよ!
彼女も、ソーラ・バーチもほんとに良い役者だと思いました。作品にも恵まれてるよね。
本当にすごく気に入りました!
今後、「いちばん好きな映画は?」と聞かれたら、『ゴーストワールド!!』って答えます!
っていうくらい、あたしにとって、ラブリーで、憂鬱で、オルタナティブなお話なのです!