愛、そして苦悩…

そろそろ宝塚の事を書こうかな。
先週の土曜日、元職場の先輩と日比谷にある東京宝塚劇場へ、宝塚を観に行ってきました!
当日は星組公演、演目は『ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編』でした。
すごいでしょ?王道ですよ!
あたしは宝塚を観るのは初めてだったんですけど、先輩はもう十数年来の宝塚ファンで、今回のこの公演も
2回目なのだそうです。
当然初めて足を踏み入れる東京宝塚劇場。階段にはふわふわの赤絨毯が敷きつめられている!
これだけふわふわなら階段から転げ落ちても怪我しないよ!
席に着くと、間もなく司会の女性の挨拶が。
先輩から「普通の公演だとこういうの無いんだよ」との解説が。
ちなみに今回行った公演は、あたしが持っているクレジットカード会社の貸切公演だったのです。
貸切公演と言ってもご招待ではなく、ちゃんとチケット代は払うんですよ。
司会者の挨拶が終わると、弦楽器や管楽器のチューニングの音が聞こえてきたのでびっくりしました。
あたし、宝塚が生音だっていうの知りませんでした…。
いよいよ公演が始まりました。
何という華やかさでしょう!
18世紀のフランス、宮廷が舞台なので、それはそれはきらびやかでしたよ。
観ながら「この感じ、何かと似てる…」と考えていて、「あ!ディズニーランドに行ったときの感じに似てる!」
って気が付きました。
現実離れした世界に入り込んでしまったこの現実、みたいな。夢の中に居るみたいな。
それからやっぱりこういう世界にはお約束みたいなのがあるらしく、あたしは「注目ポイント」と
「拍手ポイント」って勝手に名付けたのだけど。
皆さんオペラグラスを持参していて、それを覗くポイントっていうのが皆さん一緒なんですよ。
先輩も然り。さすがです。
それと歌やセリフが終わると拍手するんですけど、それも何か決まっているみたい?な感じで。
この歌の後は、とかこのセリフの後は、とか。何でもかんでも拍手すれば良い訳では無いようで。
娘。コン(と一緒にするのはどちらにも失礼かな?)でもサイリウムの振り方とか応援の仕方とかに
不文律があるように、どの世界にもあるのかなってちょっと思いました。
また、一幕と二幕の間には抽選会があって、次回公演の最前列のチケットや今回の主演のふたりと写真撮影
とか、豪華なプレゼントが当たるのです!
残念ながらあたしと先輩はハズれてしまいました…。えーん。
この抽選会も貸切公演しかないそうです。
公演の内容はだんだんと悲しい内容になっていくわけですが、アントワネットの最期とか、やっぱり
グッときてしまいました…。
お芝居が終わると、お馴染みの光る大階段でダンスあり、カーテンコールありでもう本当に夢のような
ひとときでした。
全て終わると、先ほどの抽選会で当選したお客さんが主演のおふたりの間に入って、大階段をバックに
写真撮影をしてもらっていました。
フェルゼンとアントワネットの間で、ですよ!ミーハーなあたしは、すっっごく羨ましかったです!
こうして初めての宝塚は終わりました。


歌もお芝居も当然凄いし、舞台のセットや衣装もほんとお金かかってると思うし、この内容とクオリティで
8000円は安いと思いましたよ。
しかも貸切公演ならではのイベントがあったし。
そうそう、公演中もセリフでスポンサーのカード会社の名前を言ったりして、おもしろかった!
通常公演では絶対に出てこないこういったセリフも、ファンの皆さんは楽しみにしているそうで、
貸切公演のチケットが取りたくてこのカード会社のカードを持っている人も多いそうです。
そして現実を忘れられる時間…この世界にハマる人がいるっていうのもわかりますよ!
演目も、以前に漫画を読んでいたので内容が大体わかっているので入りやすかったし。
宝塚の『ベルばら』初演からもう32年も経っているそうで、しかも今年は偶然にもアントワネット
生誕250年の記念の年なんだそうです。(モーツァルトとタメなんだね〜)
そんな記念の年にこの公演を観る事ができて、本当に良かったって思いました!