いえのおはなし

久しぶりの青空♪
でも…何か風邪ひいちゃったみたい。
こんな良いお天気なのに、ほんと運が悪い!
片付け疲れか、日々のはっきりしないお天気で体調を崩したか、どちらか。多分。
でも洗濯ざぶざぶして、家中の窓を開けていたら、気分が良くなった。
やっぱり晴れじゃないとダメだよ〜。
風邪でなければ、自転車でビブレにでもお買い物に行きたかったなー。
午後は所用と、お墓にお花をお供えしてきた。
明日、朝早く起きる自信がないので、お彼岸は明日からなんだけど、早目にお供えしてきました。
もし寝坊しちゃって、みんなのお参り前までにお墓がきちんとなっていないとエラいことになるのは必至ですからね…。
ウチの辺てそんな所。
手短に言うと、「『八つ墓村』に『犬神家』が住んでる」感じ。すごいでしょ!
それはそれはソーゼツですよ。殺人事件は起こらないけどね!
ていうか、年寄連中がうるさいだけですね。
ああいう人達見てると、お年寄りを大切にしたい気持ちも薄らぐよ…。
まあでも最近では年寄連中の権力も体力もだいぶ弱まってるし、若い人は当然うるさくないので、だんだんと住み良く
なってきてるのかもね。


そういえば、新聞に県内の基準地価が出てたなあ。
相変わらずウチの周辺は高い。どうにかならないもんかね。固定資産税高過ぎだよ。
あ、これから家を建てるor購入する方へ。
住宅ローンの返済の他に、固定資産税も納めるって、ちゃんと理解してますよね?
あたしから言わせれば家賃を二重に払ってる感覚が。
しかも値段の高い住宅を建てればそれだけ評価が上がるから、住宅にかかる固定資産税もその分高くなるっていうのも判ってますよね?
現役の時にローン組んで家を建てるのなら、働いてるうちは賃貸にして、定年退職とかリタイアした時に、良い有料老人
ホームにでも住み替えた方が良いと思うんだよね。
某書籍には「住宅や自動車などを購入すると資産が増えたと思いがちだが、それをローンで購入したなら単に負債を
増やしただけに過ぎない」と。
全く同感。しかもどちらも評価額は年々低くなっていくし。
住宅ローン+自動車ローン+教育ローン+α …多重債務と言っても過言ではないよね。
ウチの親はローンがキラいだ。
あたしの自動車、成人式の着物はもちろん、今住んでる家ももちろん即金だった。
通ってるエステ(最近行ってないなあ、そういえば)のセールスで「例え利息を払っても、先に『幸せ』を手に入れ
られるなら、ローンも悪くないですよ。」って言ってた。
お金が貯まるまでの時間がもったいない、と。
上手い言い方だね。そういう考え方も確かにあるかも知れない。
でも、今あるお金で買えないものは「贅沢品」。即金出来ないなら、自分がまだそれを購入するレベルに達していない
ということ。
お金を使うにも『分』というものがあるんですよ。
そのものを即金出来る余裕が出来て初めて、そのものの本当の価値が判る自分になった、っていうことだと思うん
だけどなあ。
だいいちさあ、利息がもったいなくない?
利息分ってまるまる金融機関の利益なんですよ。そんなにヤツらに儲けさせてたまるかっていうね、金融業界にいた
人間としてね(笑)。
で、家の話。
家をバリアフリーに直すのだってすごくお金かかるしね。初めからバリアフリーの住宅をつくるなら問題ないですが、
そもそもバリアフリーの家を新築すること自体が割高ですよね。お年寄りと同居されてる方ならご存知かと思いますが
ほんのすこしの段差でもつまづいてしまう=自分達もそうなる=バリアフリーの住居は必要、なんです。
それに将来、自分の子どもが自分らが建てた家に住むとも限らない。
家に寄り付かない、っていう意味じゃなくて、仕事の都合で遠くで暮らさなきゃならないとか、そういうのもあるじゃない
ですか。
持ち家があることによって、子どもの人生や生活を拘束することになっては可哀想なんです。
昔みたいに5人も6人も子どもがいたら、誰かひとりくらいは家で暮らしてくれるかも知れないけど、今みたいに1人や2人、
多くて3人とかだったら全員外に出てしまう可能性は当然あります。
だけど千万単位のお買い物なので、2〜3代くらいは住まないともったいないんですよ。
とっても非効率だし、非合理的な気がするんですよね。現在に於いて、持ち家って。
色んな意味でリスクが多いように思う。
一世代前みたいに、時間はゆっくりと流れていってくれてはいません。次々と変わる環境の変化に、持ち家だと柔軟に
対応しきれないのではないかと思われ。
あとね、一度「自分の家!」ってすると身動き取れないですよね。
万が一、お隣に騒音おばさん生ゴミ&汚物煮込みおじさんみたいなのが住んだとなると、引越したくても持ち家だと
なかなか難しいですよね。
もし引越しが可能だとしても、次の買い手を探したり、手続きにすごく時間がかかる。
自分達は贔屓目でなくて悪いことをしていなくても、近所にそういう人がいたり、あと若い人のたまり場になったり
する場所が、後から出来てしまったり。
賃貸だったらもちろんすぐお引越しですよ。
賃貸は賃貸で、狭いとか傷つけちゃいけないとか近所に気を使うとか、色々気苦労も多いかと思うのだけど、あたしは
一戸建てで相当なダメージを(笑)受けているので、さほど持ち家というものに憧れとかってないんですよね。
メンテもすごく大変でお金も掛かるしね!
『我が家を持つのが当たり前』の時代って終わったと思う。
高級外車と同じで、買える人は買えばいいと思う。
一戸建てを建ててなくても、あたしはあああの人は半人前だなとかって思わないし、むしろ後先考えずにとにかく強行軍
でローン組んで無計画に家を建ててしまう人の方がよっぽど心配ですよ。
十年単位、千万単位のローンを組んでしまう、その人生、将来への自信があたしは信じられない。
収入は絶対減らない?病気しない?怪我しない?死なない?絶対に償還出来るっていう、その確固たる自信はどこから
くるのか、全く理解出来ない。
あたしだったら、その金額と期間の長さの重圧それだけで押し潰されてしまいそう。
どうしてそんな大きなお金を自分の人生に絡ませられるのだろう。
ていうか、若いときのステイタスは割とどうにでもなるんですよ。
これからは、老後のときのステイタスですよ。
ローンに次ぐローンで働き詰め、定年になって退職金も残ったローンの返済(そんな生活をしていて、当然貯金なんて
ある訳ないですよね)、そうしてその後の生活はもう想像出来ると思います。
我慢して賃貸で暮らす、退職金の一部を有料老人ホームの入居金に使う…等々、って出来るんじゃないかしら。
(もう一度言いますが、ローンで購入した持ち家はローン+固定資産税ですよ。)
年をとって働けなくなったとき、どんな生活を送れるかっていうのがこれからのポイントだと思う。
若いときはみじめでも貧乏でもいいと思う。抜け出したかったら働けばよいのです。
でも年をとったときに貧乏だったら、ほんとシャレになりませんから。働きたくても雇ってくれるところ自体がないの
ですよ。で、貯金もなかったら…。想像したことありますか?働けなくなってからのこと。


まあね、家って三回建て直さないと、本当に気に入った家にはならないってよく言うし、あたしは住み良ければ賃貸とか
持ち家とかのこだわりはないのです。
大事なのはその中身。
家族が健康で幸せに暮らせれば、そこはどんなとこでも『大事な我が家』なのだと思います。