Don’t Look Back In Anger

エッシャー展、年越しになっちゃいそうですね…。
来年はこういうことが無いように!したいと思います!!


晦日
そういえば、昨日新聞に出てたレコ大の番宣に「ことしは大晦日イブ!」って出てた。
あのなあ、『大晦日イブ』の日っていうのはなあ『晦日』言うんじゃ。
日本人のバカ化がますます進んでるな。…今年最後の毒吐きさせていただきました。
そんな大晦日の今日は、午前中は神棚とお仏壇の掃除。ロッシーニのケージの掃除もしてあげました。
お天気が良くて良かった。
午後は、注文しておいたおせちを受け取りに、サンデールームへ。
年末のご挨拶もさせていただきました。
いつも美味しいお料理のサンデールームのおせち。食べるのがすご〜く楽しみです!
その後は野菜を買いにスーパーへ。
野菜はほとんどロッシーニのためなんだけどね。お正月の内に野菜が切れちゃったら、ろっさんゴハン無くなっちゃう!
豆苗やサラダ菜、小松菜などを買いました。
それと三が日はろっさんケージは奥の部屋に移します。お客さんが来たときに、奇異の目にさらされるのを避ける
ためです。
やっぱねえ、女子が亀さん飼育してるってちょっと変わってるらしいんですよねえ。
あたしは構わないんだけど、ろっさんが可哀想なので…。まだ子亀さんなんだもん。守ってあげなきゃ。
夜は揚げ物などして、年越し蕎麦を食べました。美味しかったよ〜〜!!


今日書きます。日曜日のこと。長くなるかも…。スミマセン。
日曜日とは、12/17です。
心が洗われるような午後でした。
テレビを見ていました。
日曜日の午後、いつもフジテレビでドキュメンタリーをやっているのです。
この日は葬儀屋さんをやっている家族の話でした。
金銭的な理由で式場であげられない、その他の理由で自宅で身内だけのお葬式にしたい、などの需要に低予算で式を
あげる葬儀屋さんです。
でも、その葬儀屋さんも借金があったりして、大変なのです。
でも、なるべくギリギリの経費で式をあげる。心を込めてお葬式をしてあげるのです。
他人のお葬式なのに、その葬儀屋さんが泣いちゃったりしてるのです。
依頼者は「涙流しながらお葬式をしてくれる、こんないい葬儀屋さん居ないよ。」って言ってて、あたしもほんとに
そうだと思った。
すごいいい人たちだなって思った。人のやさしさを感じました。
その後、何気にNHKにしたら、ETV特集か何かの再放送をしていました。
サイモン&ガーファンクルの大名曲『明日に架ける橋』についての番組。
ちょっとこの番組には伏線があって、その2,3日前に、新聞か何かでちょうどその番組の記事を読んでいたのです。
「そういう番組があったのかぁ、見たかったなあ。」って思ったのです。
なので、偶然読んだ記事の番組だとわかったときはほんと嬉しかった。これだー!って。
で、番組は『明日に架ける橋』が9.11テロの時に放送自粛曲リストに入った理由(3番の歌詞に飛行機を連想させる
箇所がある、っていうだけです)、その事実と民衆のその曲に対する思い入れとの相違、曲が生まれた経緯などを
緒川たまきがリポートする、という内容でした。
本当に穏やかな曲で、むしろテロで失った友人を偲ぶのには適した曲だと言う市民の人も居ました。
9.11の時にはジョン・レノンの『イマジン』も放送自粛曲リストに入っていたらしいので、もう何が何だかわかんない。
そしてこの曲は海を越えて、南アフリカの黒人解放で、みんなの心をひとつにした曲でもあったとのこと。
良い曲には、国籍も人種も関係ない、その想いは人類共通のものなんだっていうのを感じました。
すごく構成も良い番組で、こういうのやっぱりNHKは上手いなあって思った。
そのすぐ後に、やっぱりNHKでやってた番組。
千の風になって』っていう詩について、木村多江がリポートしている番組でした。
この詩は、9.11の追悼式のときにも読まれたり、お墓に刻まれたりしてすごく有名な詩なんだけど、作者不詳なのです。
その詩には色んな曲がつけられて色んな人に歌われていること、詩のルーツになっていると思われるケルトの考え方
など…。
あたしはこの詩のことを、この番組で初めて知りました。
人間とか、そうでないとか、宗教とか、そういうのを全部超えちゃってる。すご過ぎ。
「これがほんとうのことなのかも」って思った。
強いて言えば『地球教』とか、そういう。
あたしが死んだら、お葬式で、いちばん身近な人にこの詩を読んでもらいたいとこころから願った。



千の風になって』


私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています


秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る


私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています


千の風
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています


あの大きな空を
吹きわたっています



あたしは父が死んだとき、悲しくなかった。
物質としてなくなってしまって、事実として会えなくなったけど、遠くに行ってしまった感じが全然しなかったから。
お墓にも、居る感じがしなかった。いつでも見ててくれてる感じがしていた。
それは、こういうことだったのかぁって、思った。
うん、そう。その人は、お墓には居ない。
お墓なんて、遺された人側のエゴだと思う。お墓参りすれば、故人のためになってる「はず」だっていう。
お墓には居ない。だから、何百回お墓参りしたって、その人は喜ばない。
形式だけのお墓参りなら、しないで。そんなことより、毎日、その人のことを想って。想いだして。
こんな詩があったんだ。
すごく、すごく、納得した。


そしてそんな想い深い午後を過ごしたっていうのに、あたしはその日の夜、軽薄な飲み会に出なければならず、
「ああもう〜!!」って思ったのでした。


年の最後に書けて良かった…。やっぱり長くなっちゃいましたね…。
あ、『千の風になって』とか載せましたけど、あたしまだ死なないからね〜!まだまだ楽しいことはこれからだもん!!
今年は、お母さんの病気のこととか、ほんっっっとうに色んなことがあったけど、全てあたしの血となり肉となり、
そして魂になったと思います。
人のやさしさにもたくさんたくさん触れられた年でもあったと思います。
やさしくしてくれた人、あたしのことを嫌いな人にも、感謝です。
全ての人があたしに教えてくれました。これからも、教えてください。
そうそう、チビッ子亀さんのロッシーニが、あたしのきょうだいとしてウチに来たこともニュースだよね!
うんと長生きしてほしいのです。あと、来年はあたしを怖がらないようになってほしいな…。
精神的にも肉体的にも、いまだかつて無いくらいMAXにキツいときもあったけど、いつかは経なければならないことが、
ちょっと早まっただけだと思って、これからも鍛錬していく次第です。


本当に今年も大変お世話になりました。そして色々迷惑をお掛けしてスミマセンでした。
来年もどうぞ仲良くしてください。よろしくお願い致します。
   ぜにょ&ロッシーニより