あたしは泣かない

今日は、どうしよっかな〜って思ったんだけど、本当は明日からにしようかな〜って思ってたんだけど、何だか
体が片付けモードみたいでうずうずしていたので、いよいよ2階の片付けに入りましたー。
これはすぐ終わりそう。
お母さんの部屋と、あたしの部屋だけだもん。
あたしの部屋は、大きく模様替えしようかと思うの。
ベッドの位置を変えようと思うの。
この家になって、この部屋に寝泊りして、かれこれ18年くらい経つのだけれど、ベッドの位置を変えるのは初めて。
位置を変えれば、もっと部屋を広く使えそうな気がするのです。
そしたら、お友達が遊びに来てくれたりした時に、あたしの部屋でおもてなししたいし、あたしの持ってる本とか
いっぱい見て欲しいのです。
今まではほんとに寝るだけ!って感じの部屋なんだけど、楽しいお部屋にしたいなって思うのです。
何だか今年はいつもとちょっと違う気がするのです。


1月8日は『イヤの日』!ってことで、今日はちょっとイヤなことを書いちゃうかも知れない…。
昨日は、恒例のA300に行って来たよ!
ほんとにほんとに楽しかった!!新年のご挨拶も出来たし、いつも大人の人としか話しない状況なので、若い人(笑)
が居るのが嬉しくて、ほんとに色んなことお話出来て良かった。
またまたラストまで居てしまって、最後の号令(?)まで一緒にさせてもらっちゃった…。居すぎデスね…。
そこで、ちょっと色々あって大変なお友達が居て、励ましていきましょうみたいな話があって、あたしもそれは
大賛成って思ったんだけど、「あたしもすごく大変だったのに。大変なのに。」ってちょっと思ってしまった。
ていうか、お友達だけでなく、あたしだけでなく、どんな人もみんな悲しい想いや辛い想いを抱えて生きているん
だと思う。
悲しみの大小、なんて、外から見る側の基準であって、当人にとってはどんなものも「大きな悲しみ」に違いない。
こんなこと書くと、イヤな人だって思われるのわかってるし、こんなこと書かない方がずっとカッコイイのも
わかってるんだけど、苦労話はした者勝ちなんだな、って思ってしまった。
あたしと同じような状況で、ずっと大変な環境の人も居るし、苦労している人も居るのわかってるから、ここで
書かなかっただけ。
この機会だから、書かせていただきます。
あたしの体と心は丈夫に出来てて、丈夫に生んでくれて本当に感謝しているけど、それでもこんなにも早くもろく
なってしまうものなのかって思った。
母の介護です。
いつでもどこでも寝られたあたしのはずなのに、睡眠薬なしでは寝られなくなってしまった。
それもすぐに効かなくなってきて、朝方やっとうとうとしたかと思うと、もう起きなくてはならない時間。
昼間は昼間で、外のちょっとした音(子どもの声とか車の通る音)とかが敏感に聞こえて、気になって空き時間も
寝られない。
それが毎日毎日。
以前勤めていた職業柄、難しい契約の話とかは得意なはずなんだけど、お医者さんの話とかちゃんと聞ける自信が
なくて(聞き違いとかしたら困る)大人のひとについてきてもらったりした事もしょっちゅう。
話をするときも、頭に浮かんできた言葉が出てこなくて、違う単語が出てきたり、一番ひどいときは言いたい言葉
すら頭に浮かんでこなくなった。
もう壊れてしまって、近所の人が「大丈夫かな?」って思うほど、大声で叫んだりしたこともあった。
それでも洗濯や食事や掃除など、家事は当然あたしが全部しなくてはいけない。
あたしは、元々体も心も丈夫で、入院も盲腸の手術のときだけだったし、カウンセリングとかも全然受けなくても
生きてこられた。
睡眠薬なんか、一生必要ないって思ってた。
こんなあたしが、信じられないくらい、ぼろぼろになってしまった。
このままではあたしも、母も共倒れになってしまうって思った。
去年の中ごろの話。
今はおかげさまでだいぶ回復したけど、心配なのはやっぱり変わらない。
それでもお友達には元気な姿を見せたくて、本当はつらくて泣きそうになっても笑う努力をした。
口から内臓が全部出てしまいそうなくらい、不安で押し潰されそうな夜もいくつあったか知れない。
だけどさ、それ書いたからって何が変わるわけじゃないから。
書いてお母さんが元通りになるなら、あたしはいまだかつて無いくらいのクオリティの文体で全てを書き綴る。
そして、あなたが見ているあたしだと思っている人は、あなた側の世界から見えている、見せ掛けのあたし。
それは、あたしがそう見えて欲しいって思っている、あたし。
全ての人に言えることだとおもうのだけど。
その向こうには、誰にも見えない闇の「本人」が居る。
だから、言わないからって、その人が無病息災だとは限らない。
あたしは、苦労してるって、そういう風にみんなに見えて欲しくなかった。
笑っていても、いっぱい泣いてる。みんなそうだと思う。すごく苦労してると思う。
みんな自分や誰かを心配しきってるって思う。
今日ここには、ずいぶん書いちゃったなって思うけど、母の具体的な介護については書きません。
墓場まで持っていくような類の話だから。
リアル過ぎて、みんなはまだ知らなくていい。
ちょっとね、そんな事を考えながらの長い帰り道でした。イジワルだよね、あたし。まだまだだね。


こんな話で日記を終わらせるのは「イヤ」なので、あたしがちょっと楽しみにしていることを。
マリー・アントワネット』です!
ソフィア・コッポラが監督!!
彼女が何か撮ってるって話は聞いてたんだけど、こんな大きな作品だったとは。
ヴァージン・スーサイズ』でも好演してた、キルスティン・ダンストも楽しみ!
どんなキュートなマリーを演じるのかしら?
そんな歴史モノにも関わらず、サントラはAphex TwinSquarepusherAir…。
フランス王家の超豪華で華麗な映像と、これらの曲がどう絡まっていくのかも見ものだよね!
色んな意味でほんとうに楽しみ!!!早く観たい観たい!!