衝撃の真実

ホワイトデイ。
お返し、色々戴いています。
ご馳走してくれたり、郵便で送っていただいたり…ありがとうございまーす!!


午前中は近所の人の葬儀に出席しました。
ひとりでお葬式に出るのは初めてだったので緊張しました。
親族だと色々大変だけど、その他の参列者はお経を聞いて式場の人が案内する通りにお焼香をすれば良いだけ
なんだけどね…。
それでも大人の世界はわからない事だらけだから、ちょっといやなのです。


3/11からのつづきです。『御巣鷹山』です。
ポスターが貼られまくっている中学校の通り、ここはちょっとした攻防がありました。
あんなにずら〜っと貼られていたのに数日後にはすっかり撤去されていました。
当たり前だよね…。教育上もよろしくないっぽいしね(残酷なことをイメージさせるコピーとか)。
あ、それともマニアの人が持っていったのかなぁ。
だけどその2日後くらいにまた通ったら、数は前より全然少ないけど、また貼られてました!
で、次の日にはまた撤去されてた…。すごい攻防戦だよ…。


あたしが事前に見聞きしていた情報。
1.ポスターに書いてあるような残酷シーンは全くなく、「金返せ!」とお客が暴動を起こした。
2.天皇暗殺計画をテーマにした作品のときは、街宣車が集まった。
3.上映後30〜40分くらいで、飽きて観客がモジモジしだす。
き…危険すぎる!女子ひとりで行くには危険すぎる場所ではなかろうか!?
友達と行っても良いのだけど友達まで危険な目に合わせては申し訳ないので、あたしはひとりで行くことに決めて
いました。
なので、もしこの日以降連絡が取れなくなったら警察に通報して欲しい、あの人に「好きだった」と伝えて欲しい旨
を友人数人に託したのです…。
(後で気がついたんだけど、ろっちゃんの世話を頼むのを忘れていました…。ろっちゃんの存在って…。)
そしていよいよ当日。
あたしはその日ちょっと具合が悪くて「これは…行くなというメッセージなのか?」と思いつつ、夕方頃には回復
したので出掛けました。
場所がちょっとわからなかったのですが、友人に携帯で聞いたので無事に着きました。
施設はね、昨年末に出来たばかりの公共施設なので、すっっごくキレイなんです。
でも入り口のとことか「今日の催し」みたいな告知が一切なく、場内の案内もひとつもなかったので「もしかして
中止…!?」と思ったのだけど、前方に居たおとなの人が施設の受付の人に「映画見に来たんですけど…」って
言ってて案内してもらっていたので、あたしも同じように聞いて教えてもらいました。
映画の受付はおじさんがしてくれました。
おかっぱの可愛い小さな女の子も居ました。関係者のお子さんかしら?ほんと、すごーく可愛かった!
一応チケットがあって「当日1600円」ってあったので「あれー、ポスターには1200円ってあったけどなあ。まあ
いいか。」と思ってお金を出しました。
お釣りがないというのですごく細かく出したら、おじさんは「1200円で良いんですよ。」って言って400円返して
くれました。
よくチケットを見ると赤い印刷で「1200円」ってありました。わかりづらいわ!!
すぐには会場入りせず、しばらくうろうろしていたら受付が女の人に変わっていて、映画のパンフレットを箱から
出していました。
あたしはそれらをじーっと見て、その女の人に「あのぉ、今日のパンフレットは無いのですか?」と聞きました。
過去3作品くらいのパンフはあるのですが『御巣鷹山』のが無かったので、巡業中に売り切れちゃったのかな?
って思ったのです。
そしたらその女の人、「まだ作ってないんです。」
ああ、そうですか…。
(ちなみに『御巣鷹山』は2005年の作品です。)
とりあえず、テーマが興味あったので『ザザンボ』のパンフを購入。600円。
会場に入ると、ストーンズの『Jumpin' Jack Flash』がかかっていました。
ていうか、早く着きすぎてしまったあたしは「こんなに早くから来て、すごく楽しみにしてる人に思われたら
どうしよう!!」と、そのことばかり気になっていました。
そろそろ始まる時間だな…と思っていたら、後方より声が。
渡辺文樹監督の挨拶のようです。
監督は、こともあろうにスクリーン側ではなく映写機側から挨拶しているのです。
このことは事前に知っていたので、別に驚きませんでしたが…出来れば前で話した方が聞きやすいんだよね…。
監督の挨拶(上映した色んなところで大絶賛だったとか、低予算だし役者もシロウトなのでアレなんですが…
みたいな事を話していた気がします。)が終わって、始まりました。


☆ここから、少しだけネタバレありなので注意してください。


あたしのツッコミどころを箇条書きで書きます。
1.声と映像が合ってない(昔の衛星中継みたいな感じ)。ときどき合うときがある。すごく観づらかった。
2.映像が頻繁に途切れる。放送事故かと思うがあまりに頻繁すぎて、そういう現象なんだと納得。
3.墜落事故は真夏に起こったことなのに、真冬の吹雪の中での撮影だった…。
4.肉はどう見ても豚ロースって感じだった。
5.スタッフロールは全くなし!


細かいところを言えばキリが無いのですが、大まかなところではこんなところでしょうか。
しかし、「高崎からの後援会」が「『あら町』から」らしいのですが(聞き間違ってなければ)、実際に高崎に
「あら町」は存在しててそういうところのディテールにはこだわってる(?)のに、何で季節が真逆なの…。
心配してた、お客がモジモジ…は無かったように思います。
皆さん結構ちゃんと観ていました。
色んなところが見どころ過ぎて(笑)緊張感をもって観ていたせいか、割と時間は早く感じました。
上映が終わると、また後ろの方から声がして(多分監督さんが)「終わりです!」。
それが終わりの合図なようです。
すると!ぱらぱらと拍手が!そういうものなのか!?恒例のものなの!?
ついに何年か越しの事件を目撃!したあたしは、早速友人にメール。無事を知らせました。
そのあとお友達とお食事したのだけど、彼女からのメールの一行目「無事でしょうか?」というのが全てを表して
いると思いました…。
客層は、会社帰りらしい制服姿のOLさん風や学生風の男子、中年男性など様々でした。
50人くらいだったと思います。
ていうか、もしかしたら受付してくれたおじさんは監督本人だった気がする。
しかもあんな新しくてキレイな施設での上映…余計なお世話だけど赤字だと思う…。
完成に2000万円かかったっていうんだけど、前日に観た『ターネーション』は218ドルで仕上げたっていうのに。
(『仕上げた』だから実際にかかった金額はもっと上だと思うんだけど、さすがにこの差はデカい…。)
今度、4月に東京で『御巣鷹山』を含めた過去の作品を上映するイベントがあるらしいです。
「観たい人はどうぞ」です。
『ザザンボ』はちょっと観たいケド…。


もう、とにかく衝撃でした。
感想は、「こういう世界もあるんだなぁ!」って思うしかない、って感じ。