わんぱくでもいい!!

8月だわ。


書きたいこといろいろ…今日は、今日思ったこと。書きます。


新聞の読者投稿欄を読みます。頻繁に。
今日載っていた投稿で思ったこと。
知らない人にもよく挨拶が出来る中学生に出会い、それに対して「学校でよく行われている『挨拶運動』の成果だ」
というような内容でした。
…ん?それって学校のおかげなの??
確かに挨拶しやすい風潮の学校だと自然に挨拶の言葉もでてくるのが習慣になると思うけど、基本はやっぱり
親御さんによる小さい頃からの躾だと思う。
同じ投稿欄では、過去にも「ん?」って思う投稿があります。
確か弁護士さんか何か、地位のある壮年男性の投稿。
電車で席を譲らない若者(この場合は小学生でした)に対して、注意した人が居て立派だと思ったそうだ。
この男性はドイツで仕事をしていたことがあるらしく、ドイツでは座っている小学生が居て席が空いていなかった
時、おばあさんが小学生の手を何も言わずに引っ張って席を立たせそこに座った、小学生も何も言わず立っていた、
というのを目撃してびっくりしたそうです。
もうそういう文化なんだな、とあたしも思ったのですが、そこでこの男性は「もしまた席を譲らない若者が居たら
私も勇気を出して注意したい」とか何とかで締めるのかと思って読み進めたら、何と「若者が席を譲るような
効果的な車内放送をお願いしたい」というような言葉で締めたのだ。
…すごくない?何故そういう考えに至るんだい??
もうひとつ。
若者が命を大切にしないことを憂いでいる壮年男性の投稿。
その頃立て続けに起きていた悲しい事件などに言及していました。
で、「私も命の大切さを子ども達に伝えていきたい」とかで締めるのかと思ったら、「学校教育でしっかり教えて
やって欲しい」みたいな内容で締められていた。
あれー?そういうことも学校なのー??
この男性にお子さんが居るのかどうかはわからなかったのですが、自分の子どもとかそうじゃないとか関係なく、
自分で教えよう(実際やるとなるととても難しいと思うのですが)って思わないのかな?
車内放送希望の男性も、命の大切さの男性も、人任せだよね?
申し訳ないですが、男性に多いのかしら?こういう傾向…。
(挨拶運動の人は、名前からは男性か女性かは判断できなかったのですが。)
年齢的なことからも、子育ては奥さんに任せ切りの世代っていうのもあるのかも知れないけど…。
何かしら?大人の人(特に男性)は学校や社会に何を期待しているのかしら?
子どもには、自分の手で倫理やら常識やらマナーやら、教えてあげないといけないんだよ。
誰かが何かを良くしてくれるって思っているのかしら?


こないだ車を運転してたら、横断歩道のところで手を上げてる小学校低学年くらいの女の子がいたの。
対向車も止まろうとしているみたいだし、横断歩道を渡ろうとしている人が居たら止まらなくてはいけないって
地元のラジオ局で年中CMしてるので、あたしも止まりました。
その女の子は安全を確認して、たたっと走って渡り終えるとくるっと道路側に向き直って、ちょこんとお辞儀を
したのだ!!!
あたしは「カワイイ!」って思ったのと同時に「親御さんが躾をちゃんとなさっているなぁ」って思いました。
あたし、学校の挨拶運動がどうのとかって、全然思わなかったけどなぁ。
学校のそういった試みが、そこまでの効果を発揮するものではないと、あたしは思っているから。
挨拶をするとか、電車で席を譲るとか、命の大切さを教えるとかって、やっぱり学校任せ・社会任せではいけない
と思うんです。
基本は親がきちんと教えなくてはいけないことだと思うのです。
あたしの考えだけど、学校は団体行動とか、勉強とか、友達付き合いとか、家で教えるのが困難なことを最低限
教えてもらうところに過ぎないって思ってます。
親が教えることと学校が教えることのブレンドっていうかバランスっていうか、そういうのは大切だと思うんだけど
上記3点(笑)のことくらいは、親が教えてあげようよ。または、地域の大人たちとか。
子育てを他人任せにしてきたことの弊害が、今、出てきてるんでしょ。
子どもだけでなく、親にも出てきてる。
モンスターペアレント』とか。
モンスターペアレントも、その親の教育の被害者だよね。じゃなかったら、ありえないもん!あんなの。
安倍さんが今更「教育が…」なんて言ってるけど、もう遅い。全然間に合わない。
何故なら、子育て・教育ってずーーーっと昔から、そして未来まで途切れることなく続くものだから。
「ここからここまで」を良くすればいいってもんじゃない。
一旦ダメになってしまうとずっとそれが続いてしまう。
男にはわからないんだろうなぁ。
あたしはうんと前に政治のアンケートを受けたときに「政府がいちばんちからを入れてもらいたい事は?」って
いうのに対して「教育」って回答した。
小泉さんが『郵政改革』だの『景気回復』だの言ってた頃だと思う。もっと前かも。
ずい分前から、教育のことを掲げてない候補者には投票してない。
(こうなる前から、教育のことを公約に掲げてた候補者は以前から居たんですよ。地味でしたが、あたしは
見てました。)
派手で目立つ公約で気を引く候補者なんて、全然シカトでした。
今更遅いんだよ。


子どもは親の宝ってだけでなく、世界全体の宝なんです。
健やかに育てたい。
みんなで優しく、厳しく見守っていけたら良いですね。