収納論

ああもう20日か。
お友達からのメールで「一日が長い」そう。いいな。
もう毎日がビュンビュン遠くへ飛んでって、小さく小さくなって、もう取り戻せない。


そんな訳で、『収納』のことです。
多分皆さん、そんなこと知ってる!な事がほとんどだと思いますが、ほんの少しのヒントになれば…と思い、
書きます。


ウチはモノがいっぱいある。
昔からの家って、何だかんだモノがいっぱいあるんですよね!いただき物とか、使って無い物とか…。
一人暮らしの方も、ご実家は凄い物持ちさんだと思います!
モノで溢れかえっていた家を片付けていて、いろいろ思うところもあるんですよね。
押入れ・棚などの収納にモノを仕舞うときの約束を「ウチルール」として決めました。
基本中の基本となるルールです。
それは


『知らない人が探し物をしていても、すぐ見つかるように仕舞う』


です。
(ちなみにこれは泥棒対策ではありませんので、あしからず…)
母はいつか他界する、と自覚したときから、始まりました。
人が死ぬと、家の中に人がたくさん出入りしますよね。
そんな時、「あれはどこ?これはどこ?」ってなるんです。これは絶対なんです。
自分が100%把握していれば良いのだけれど、ど忘れしちゃうこともありますよね。
「あれー、ここにあったはずだけどな〜」なんていうのは、悪気は無くても待つ側はイライラしてしまいます。
ただでさえ、使い勝手のわからない他人の家で活動しているのですから。


そこで、「人は忘れる」を大前提にした仕舞い方です。
全て『関連付け』て仕舞うのです。
台所に関するものは全て台所に、お風呂用品は脱衣所の棚に、洗面所関連のものは洗面台の引き出しに、
という具合に。
台所に関するもの…鍋類はもちろん、ラップやスポンジなどの小物を含む全てです。
他人が探しやすいものは、自分だって探しやすいのです。
買ったはずなのに何故か見つからないとき「何関連か?」という検索で、すぐに発見!というわけです。
家全体をあちこち探すより、ピンポイントになるのではるかに探しやすい。
買ったものってついついテキトーに仕舞っちゃいがちですが、こういう約束を決めておくとサッと仕舞え
ますよね!
『在るべき場所へ』がテーマです。
それにストックも一目瞭然で把握しやすいので、無駄買いも絶対減りますよ!
で、その収納にはみ出しちゃってる分は、まさに「余分」なんです。
買いすぎです。減らす努力をしましょう。
生きていればモノは自然と増えていきますが、調節しながらでないとモノだらけになっちゃう!
決して モノが多い=豊か ではありません。
家の中もスッキリとぜい肉のない暮らしがステキです。
ウチではこういう方法ですけど、モノを仕舞う約束事を各家庭で決めておくと「あれどこにあったっけ〜?」
っていうのも減ると思いますし、何よりもモノの数や量を把握しておくのは節約につながります。


それと、『床に置かない』。
見栄えがよくないし、掃除が大変になっちゃう。
床に置かないで、仕舞う。仕舞えなかったら、それは「余分」なものなんです。何かを減らしましょう。


こんなとこでしょうか。
『関連付け』は職場でも使えますよ。
特に職場は人事異動とか後輩への引継ぎとかがあるので「誰が探しても見つかる仕舞い方」っていうのは
すごく大事!!
一日休んだだけでも、書類一枚見つからなくて職場は大騒ぎになってるときもありますからね。
確か、カフカか何かだったと思うんですけど「誰も見つけられない場所に『仕舞う』のは『紛失』と同義だ」
というのを読んで、扱う書類のほとんどが超重要な勤務先だったあたしは震え上がったのだけど。
仕事辞める前に、一通り『関連付け』で書類の片付けをしましたよ。


とはいうものの…ウチまだモノがいっぱいあって(お母さんがモノ持ちの良い人だったから…)そのストック分
を消費するので精一杯です…。
ほんとは色々揃えて買いたいのだけど…。今あるモノ、使えるのに捨てるのは絶対もったいないし、出来ない…。
床にも置いちゃってるし…反省です。
もっとモノ減らさなくちゃいけないな〜って思う日々です。