運命を変える方法


更新したと思えば『iPhone』と『ひぐらし』の話ばかりでごめんね。


2巻、借りれたんだよね、ひぐらし
『解・紡』の圭ちゃん(前原圭一)はすごい男らしいんだよね〜。


「男が変態で何が悪い。男はすべからく変態だ!
それを認めるか否かで男の器は天と地の差をもつのだ!!」


などと、正論を力説するあたりはマジパねぇな。


つうかひぐらしの展開自体がどんどんすごいことになってるのでもう見逃せません!
ひぐらしのなく頃に』無印が、コワい系ゲームで展開される選択のパターンのそれぞれのケースだとすると、
ひぐらしのなく頃に解・紡』はそのゲームをプレイしてるプレイヤー側の視点というか。


あたし、コワい系のゲームって『かまいたちの夜2』しかプレイしたことないんだけど、そういうゲームって
プレイヤーは一応、デッドエンドにならないように選択をしていくじゃないですか。
選択次第で色んな話に展開していく。
パラレルワールドっていうか、それぞれ違う世界が出来上がる。
それは『マトリックス』でいうと「何回目かの世界」だし、『ウテナ』でいうと「何人目かの『選ばれた』
デュエリスト」、『エヴァ』でいうと最終話で出てくる「綾波が転校生で…」とかいう世界だし、
っていうのと同義なんだとあたしは思う。
出てくる人物も起こる出来事もそんなに違いはないのだけど、設定が少しづつ違うっていう。


それで、デッドエンドにならないように分岐点で運命を変えようとしているのが、古手梨花という
キャラクターで。
しかも本来、分岐点で選択するのは「傍観者」であるプレイヤーなんだけど、「当事者」である物語の
キャラクターである古手梨花が運命を変えようとして奔走するのが、『解・紡』のおもしろいところだと思ったよ。
古手梨花は様々なパターンの「悲劇」とその行く末を全て知ってる。
そして、試行錯誤を繰り返しながら『ひぐらしのなく頃に』という物語のなかを繰り返し生きてる。
そして毎回、「悲劇」を回避しようと何かしらの手を使っているみたい。
古手梨花は物語内の「キャラクター」でありながら、同時に「プレイヤー」という立場にもあるのが
とてもおもしろいと思った。


そうそう、以前、この日記を読んでくれてるお友達数人が偶然同じ日に、ひぐらしおもしろそう!
って言ってくれたんです。
コワそうなんだけど興味ある、みたいな感じで。
ほんとすごいおもしろいから色んな人が観てくれると嬉しいんだけど、やっぱコワい系のは苦手な人も居るしね…。
コワくない話(例えば恋愛系)で、こういうスタイルの物語の展開の仕方って成立するかしら…ってちょっと思った。
何か日本のでうんと昔にそういうのあった気がするけど…やっぱ恋愛系だと陳腐になっちゃうかも。
外国の敏腕監督が手掛ければかなり面白いのができそうなんだけど…。
あーでも恋愛系の場合は、古手梨花に相当する人物設定が難しいのかもなあ。
全てをコントロール出来るわけじゃないからこういう言い方は違うと思うんだけど、「その世界」では古手梨花
全てを知ってる『神』みたいな存在だからなあ…。
やっぱコワい系のほうが色々と都合良さそうなのかな。


つうかもうコワいシーンは飛ばしてでも観ちゃえばいいよ!!