いちさん


今日は仕事だったので早起きだったお…。
とっっても寒くて凍りそうだった!
でも、冬の朝の空気は生まれたての感じがする。
庭には、はとのつがいがえさをつつきにきてました。
いつも庭に来るつがいです。
ときどき、柿の木の根元とかに2羽がじっと座ってる(?)ときがあって、「わっ!こんなとこに…」
ってびっくりするんだけど、飛んでくときも見てると飛んでった先で同じ木にとまってる。
仲良しさんなんです。いいな〜!


そういえば昨日、『世界ふしぎ発見』を見ていたら、昨日はブータンだったのだけど、
あの国、すごく良い国なのね!
国民の95%が、今の生活に満足してるんだって!!
あとの5%って、社会的にどうとかっていうよりも、何か深刻な悩み(病とか)をお持ちなのかも
知れないね…。
何か、ちょっと前に、「インターネット網を国内に開放する」宣言をした国があって、
「そんなもの要らないから今の生活のままがいい」って国民がすごく悲しんだ、っていうのを
テレビで見たんだけど、ブータンじゃなかったのかな?雰囲気が似てた…。
全然違うかも。
ブータンの王様はまだ27とか28で、気品と威厳溢れる優しくて男前の人です。
国民はみんな王様と、ブータンの仏教のいちばん偉いお坊さんの大ファンで、すごく尊敬もしていて
いつも写真とかを持ち歩いたりしています。
よくわからないけど、王様と高僧と首相で政治をまわしてるのかな?


とにかく、何から何まで素晴らしいと思える国でした。
仏教も決して押し付けがましいことなく、いい感じで生活と人の心に浸透してる。
みんないつも笑顔で、何かに感謝していて、何でも愛している。
生活の便利さとかでいったら、あたしたちの方がずっと便利な暮らしをしているけど、
そういう基準では比べられないものを大切にしている。


ブータンの首相が言ってた言葉がすごく印象的でした。


「幸せとは、『今あるもので充分』と気付くことなのかも知れません。」


あたしたちは便利さと引き替えに、静かな環境や、心穏かに暮らす生活を失ってる。
心は、お金やストレスや欲望に支配されてる。
ものを持つこと、手に入れることは素晴らしい体験だと思う。
だけど持ちすぎたものは、往々にしてその人の苦痛や悩みになったりする。
いつしかあたしにとって『ものを持つこと』は、『肥満』とか『無駄』をイメージさせることに
なっていった。


だけど、
『今あるもので充分』はすごく素晴らしい、その通りだと思う。
だけど、
『もっと欲しい』
と思ってしまっているのも、あたしの中の真実なんです。
今、あたしがこうして暮らしていける環境は本当に恵まれていて、甘えてると思う。
しかし『もっと欲しい』と願うこころは、上を目指すバネにもなっている。
「このままじゃダメだ」って気付くことにもつながってる。
『今あるもので充分』というのと『もっと欲しい』というのは相反するものだと思う。
あたしの中の激しいジレンマのうちのひとつだと思う。


だけど、
そういうジレンマを篭らせたまま生きていくのを、あたしは『良し』とします。
自分の中にジレンマを見つけて、悩んで、解決しようとまた悩む。
最終的には解決しない事だと思うんだ。
だけど、そういう人生を、あたしは愛しているんです。