空気になればいい


あたしなんか消えてしまえばいい。
ただ居なくなる、というのではなくて、あたしの存在そのものが消えればいい。
みんなの頭の中の「あたし」という記憶も全て。
あたしというものが、そもそも居ない世界。
死ぬのはいやだから、初めからあたしが居なかったなら。


あたしのことを誰も知らないところにいきたい。
でも、お友達の大切な資料を預かったばかりだし、そういうのはできない。
(言ってるだけで、そんなことする度量は無いので安心してください。)


最近はあたしの存在ということばかり考える。
あたしの存在には価値が無い。
あたしのことを気にかける人は誰も居ない。
あたしはその程度の人間だからだ。


こういうこと書けば心配かけるのもわかってる。
だけどあたしは大丈夫なんです。
いつでもひとりで解決してきたから。
みんな気が付いてないだけで、大概のことはひとりで解決できるんだよ。
みんな他人に頼りすぎだよ。
あたしは大丈夫なんです。だから上っ面のコメントだったらしないで、ほんと。


死に至る病』とは、実際の疾病のことではなくて、『絶望』のことだと聞きました。
あたしはまだ絶望までは、してない。
少しね、がっかりしているだけ。
会えば、きっとけろっとしているはずだから。
いつだってそうやって誤魔化してきたから。