バグダッド・カフェ


連日、日記のタイトルが映画のタイトルまんまですが…。


今日は平日なんですが、夜、シネマテークたかさきで公開している『バクダッド・カフェ』を観に行きました。


これは、すっっっごく前にテレビで観たのだけれど…。
日本で公開されたのが'89年だというから、その何年か後…高校生くらいの時に観たのかも知れないです。
内容はもちろん覚えていません(自信)!
でも、良い映画だったという記憶は鮮明に残っています。
「映画を1日2本をノルマ」っていうのを毎日続けていた頃、観た映画を全部ノートにつけていました。
観た日付と、ちょっとした評価もつけてあります。
いちばん良い評価は赤いボールペンで◎がしてあります。
バグダッド・カフェ』は確か赤い◎をつけたと思う。
(そのノート、今でも手元にあるのであとで確認しよう。)
赤い◎は、よっぽどでないとつけませんでした。


そして今観て、すごく良い映画だっていうのは心から実感します。
構成、カメラワーク、音楽、静と動、色…。
今なら、わかります。
観ながら思ったのですけど、まだコドモだったあたしは、この映画の何を以って「非常におもしろい」評価を
つけたのだろう?ということです。


バグダッド・カフェ』はおとなの映画です。
おとなの世界のことは今でもよくわからないのに、この映画の中の世界の何に興味を持ったのだろう。
何かよくわからないけど、内容云々というより、ただならぬ雰囲気を感じとっていただけなのかと思うけど…。


今回改めて観て、本当に楽しかった。
内容はすっぽり記憶から抜けていたので、観たことの無い映画を観てるのと同じ新鮮さでした。
「忘れる」ってマイナスのイメージばかり先行してるけど、そんなことないです。
忘れるからこその素晴らしさって、絶対ある。
そんなことも思った。


ラストシーン、すごく良かった…。
このラストは、おとなじゃないとわからないと思うなあ。
コドモのあたしは、このラストは評価してないと思う。
それと何か、『クレイマー、クレイマー』のラストを想った。何となく。
シネマテークたかさきでは、28日までの公開です。
いそいで!


そして駐車場までの帰り道、屋台のラーメン屋さんが出てた。
寒かったしラーメンすごく食べたかったけど、勇気が無くて断念。
連れでもいれば良かったのだけど…。
ラーメン食べながら、連れとさっき観た映画の話とかできたらどんなにいいだろうなーって思いながら、
家に帰って、この日記を書いています。